光の章
□聖恋
1ページ/4ページ
雪が降ったあの日。
あの日はきっと特別な日
俺は一生忘れない
「姫! 雪ですよ!」
「今年も降りましたね。あの日のように」
俺の隣で微笑む貴方はどんな女神より美しい
「思い出しますね」
遠くを見つめてそう呟いた
そう、あの日は俺が姫に出会った日
「寒いな……」
町を歩いていた俺の横を
馬車が通り抜けた……と思ったら
美しい茶色の髪をした綺麗な女の人が降りてきた。それがゼルダ姫
「大丈夫ですか? よかったらコレを……」
そういって俺に温かいマントをくれた