DVD・Blu-rayのレビュー
□あ行
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市川崑監督の石坂浩二を主演の金田一耕介シリーズの犬神家の一族に続く2本目の作品。
古い慣習の残る鬼首村で手毬唄になぞられた連続殺人事件が起こり金田一耕介が事件に乗り出す話しです。
金田一耕介役を演じた俳優は沢山いますが映画は、石坂浩二、TV版は古谷一行がやはりはまってますね。
美しい映像とどろどろとした血縁関係や様々な映像が凄く良く描写されてます。
この作品はやはりなんといっても岸恵子と若山富三郎の名演につきます。
若い岸恵子が本当に綺麗です。
若山富三郎の演じる磯川警部は、原作を読みましたが本当にはまってました。この作品で若山富三郎のファンになったんですよ(笑)
毎回刑事役の加藤武さんがコミカルで好きなんですよね「よし、わかった!」は、名セリフですね。
三木のり平や大滝秀治、草笛光子等の脇役も豪華でこれだけの名優を揃えるのは今では中々出来ないでしようね。
この作品の一番の印象的なシーンは金田一が磯川警部に別れの駅で問いかける質問、音でかき消されてその答えが“あるもの”で表現されてます。
ここが印象に残る人も多いみたいです。
個人的に市川崑監督の金田一耕介シリーズで一番面白く最高傑作と思います。