DVD・Blu-rayのレビュー

□あ行
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95年に社会現象になるほどの人気を誇ったアニメ
新世紀エヴァンゲリオンの12年ぶりの再映画化による新作。

“セカンド・インパクト”と呼ばれる大災害で、人類の半数が死滅し、徐々に復興しつつある日本。14歳の少年・碇シンジは、疎遠だった父親から急に呼び戻され、第3新東京市へと降り立った。そこに「使徒」と呼ばれる正体不明の巨大生物が襲来。第3新東京市は使徒を迎え撃つための特務機関“ネルフ”。シンジは使徒を倒す為に開発された人型兵器エヴァンゲリオンのパイロットとして呼び戻されたのだった。

なにもわからぬまま、エヴァンゲリオン初号機のパイロットとして使徒と戦うことになるシンジ。恐怖や父親である碇ゲンドウへの反発からエヴァンゲリオンへの搭乗を拒否するが、ネルフの作戦部長で、シンジの保護者になる葛城ミサト、そしてシンジと同じエヴァンゲリオンのパイロットで、無口な謎の少女・綾波レイとの関わり合いの中で、成長し使徒と戦っていくっていったお話しで、この作品は、TVシリーズの第06話の“ヤシマ作戦”までの話しをベースに再構築されています。
話しもほとんどがTVシリーズをそのままなぞった感じが強いですが、
ところどころ違うところがあります。物語の終盤で明かされたネルフの地下の“リリス”をこの時点で知るはずのないミサトがすでに知っていたり、同じく終盤で登場する渚カヲルが突然月で姿を見せるなど知っている話しが微妙に変わってきていて驚かされます。
この作品は、4部作構成でこれからの少しずつTV版と変わっていくストーリー展開に期待しています。

本編終了後にTVシリーズを見たことある人には、お馴染のミサトが登場する2作目の予告編が収録されています。これは、本当に懐かしくて少し感動しました。約30秒ぐらいの予告編ですが、今までと違う展開や謎の新キャラの登場など非常に興味深い予告になっています。

このDVDは、特装版と通常版の2種類のDVDが発売されており、特装版の特典として実際に映画館で使用されたフィルムの切り抜きが付属品として
ついてきます。このフィルムがマニアに凄い人気だったらしく綾波レイが微笑むシーンのフィルムが確か20万以上にオークションで値がついていて人気の高さがわかりますね。僕は、ちなみにミサトたちが作戦本部でモニターを見ている後ろ姿でした。このフィルムを目当てに複数買うマニアも沢山いたみたいですね。

このDVDの画質は、あまり高画質では、ないですね。この作品はデジタル制作のアニメですが画質の調整は劇場におけるフィルム鑑賞を前提としているため、DVD化にあたっては上映用の画をそのまま使っていたのではなく、35mmニュープリントからのHDテレシネを行ない、DVD用として新たに画と音を再調整したみたいですね。このDVDについている特典DISCに収録されている予告映像や、プロモーションビデオが非常に鮮明で高画質、何故こちらで本編を収録しなかったのか、この辺が不満ですね。他には、宇多田ヒカルの「Beautiful World」とエヴァの映像を使ったPVも収録されています。


僕が中学生の時にリアルタイムで見ていた作品なのでこれから先の残り3作品が楽しみです。
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