DVD・Blu-rayのレビュー

□あ行
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チャールズ・ブロンソンの当たり役アマチュア刑事ことポール・カージーの誕生を描いた70年代にマイケル・ウィナー監督が撮ったハード・ボイルドアクション、デス・ウィッシュシリーズ全5作の第1作目。

チンピラにポールの妻と娘が暴行され、
妻が殺され娘は精神に異常をきたしてしまう。

前半部分の家族と幸せな生活を送っていた一人の男が妻と娘に起きた悲劇を境にチンピラやゴロツキを処刑していく闇の狩人に変わっていく描写がわかりやすく丁寧に描かれています。

はじめて相手を撃ち殺した後の自分の行動を考えて嘔吐してしまう場面が印象的でした。

ポールを町から追放しようとする犯罪に対する無作な警察と彼の行動を讃え過熱する市民や報道。

その対比がまた面白いです。

被害者による犯罪者に対する私刑、社会的なメッセージが強い作品です。

2作目以降は、直接相手に対して復讐していますが本作は妻を殺し娘を暴漢した相手に対しては、復讐していない、その辺りがまた考えさせられました。

2作目の「ロサンゼルス」もマイケル・ウィナー監督作品で、本作には及びませんが高い完成度を誇っています。

チャールズ・ブロンソンといえば日本ではマンダムのCMが有名です。

久しぶりに見てみたいものです。

本作と似た作品では最近ではジョディ・フォスター主演の「ブレイブ・ワン」。

こちらも色々と考えさせれる作品でお勧めです。
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