DVD･Blu-rayのレビュー
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1966年のヴェラ・ヒティロヴァ監督作品です。
チェコスロバキアのヌーヴェルバーグといえる作品で1960年代ポップカルチャーを表現しています。見た感じ色々とおしゃれな映画って印象でした。
このひなぎくはガーリームービーの先駆けとなった作品です。
ガーリームービーといえば,「ヴァージン・スーサイズ」「マリー・アントワネット」等色々ありますね。
二人は,男に食事をおごらせてさんざんバカ騒ぎして嘘泣きした騙して二人は笑いながら逃げてしまう。女の子二人のやりたい放題のハチャメチャな物語です。
イェツィンカとヤルミラの二人が小悪魔的でとにかく可愛いです^^女の子の衣装がおしゃれでなかなか良いですよ♪
カラーリングや色ズレ,効果音や光学処理,突然変わってしまう場面展開など色々な手法が使われています。40年ぐらい前の作品なのに斬新な感じがしました。
この作品を見ていて驚いたのが画面をコマ切れに切り抜いていくところが独特で面白いなって感心しました(笑)場面が唐突に変わったりするから？？って時々なってしまい少し難解かなって感じがしましたが、
この映画の持つ雰囲気は,かなり好きですね。
75分と割と短めながら実に濃い作品でした(笑)
女性監督ヴェラ・ヒティロヴァは,ラストのパーティー用の食事を二人がめちゃくちゃにしてしまう部分が問題とされてさらに「楽園の味」も問題視されチェコスロヴァキア当局からは発禁処分を受けて7年間映画を撮ることが出来かったらしいです。この映画が作られた時は,改革運動等の色々と政治的な問題がある時代みたいですね。
2007年に再販されたこのDVDは,2000年に発売されて現在廃盤の旧版同様に,メニュー画面なし,字幕がON/OFF不可,特典映像なしの画質は,悪くありませんが,最近のDVDとしては,めずらしいぐらいDVD黎明期並みの仕様です。その辺りが不満ですが長い間廃盤でしたから再発売してくれただけでも嬉しいです。
通販サイトのアマゾンでは,再販の方は,珍しく取り扱っていないのは,
驚きですが,HMVでは,取り扱いをしているみたいです。
男より女の人の方が楽しめるガーリームービーかも知れませんね。