DVD・Blu-rayのレビュー
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本作は主演にジーン・ハックマン、脇をかためる俳優にアーネスト・ボーグナイン、シェリー・ウィンダース等の名優が出演。
この作品は船が転覆し生存者たちは船底をめざして様々な困難に立ち向かい、犠牲を乗り越えながらも脱出を目指すという話。
「タワーリング・インフェルノ」と並ぶ70年代のパニック映画の最高峰として今尚君臨しています。
あのタイタニックにも大きな影響を与えた作品でも知られていますね。
本作は極限の自体に陥るときの人間の様々な行動をきちんと描いています。自分が生きる為に他人を犠牲にするもの、生きることをあきらめるもの、生きたいと強く願うもの、人間のもつエゴや醜い心まで非常に丁寧に描いてるからこそ人間ドラマとしても完成度が高い骨太な作品となっているのではないかと思います。
本作をリメイクした「ポセイドン」という作品がありますがオリジナルに欠けていたリアルな迫力はCGによってかなり迫力のある映像となっていって素直に凄いと思いますが、人間ドラマ部分はオリジナルの俳優たちの演技に遠く及ばないですね。
余談ですが本作にも続編の2やTV映画版があります。
本作を見て気に入ったなら見てみると良いかもしれないです。
僕は子供の時にテレビの洋画劇場でこの作品をみてジーン・ハックマンが演じるスコット牧師の最期、そして映画の演出、脚本に幼いながら感動しました。
僕の中では10本の指に入る名作です。