「と、う……しろ……っ!」 叫んだ声は届くことなく、独りきりのこの部屋に虚しく響いて消えた。 あたしは、あの人がいなくなったら生きていけないんだ。呼吸すら上手くできない。だって、あの人はあたしの全てなんだから。 どうしようもなく恋しくて、愛しくて……そんな大切な人。 自分の戦い?宿命?……だから何よ。それがどうしたって言うの。わかってあげられない。そんなのわかりたくない。 冬獅郎、あなたはいつもそう。全部ぜんぶ、そうやってたった独りで抱え込んじゃって。……ばかみたい。ばかだよ、ばか。変なとこで格好つけないでよね。 関係なくなんかないよ。ねえ、私の気持ち考えたことある?もっと頼ってくれたって、寄り掛かってくれたっていいじゃない。何も言ってくれないなんて、そんなの寂しすぎるよ。 あたしはあなたを信じてる。理由なんていらないから。 ダイアモンドの幻を追いかけて僕は今、 (あたし待ってるからね) (ずっと、ずっと) 公開前にJUMPに載ってたチケの台詞だけを見て、思いついた妄想。 |