眠り姫の夢
□素直じゃない二人
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「人生色々」
ここは上忍の待機所である
そして繰り広げられる様々な人間模様…
「今日の任務ツーマンセルだねぇ」
楽しげに笑う一人の男
世間じゃコピー忍者のカカシと名高い優秀な忍だ
そんな彼に付き纏われているのが…
「俺いつも以上に頑張るからさぁ、名無しさんは俺の事だけ見ててちょーだい?」
『誰か任務変わって』
同僚の名無しさん
最初は丁寧に対応していたが今ではまったく相手にしていない
「私任務あるから」
『甘栗甘のスペシャルセット奢るから』
「任務だって言ってるでしょ。諦めなさい」
『むぅー…』
紅にバッサリ切り捨てられ不満げに唇を尖らせる
「そうそう。諦めて俺と愛のツーマンセルに出発しよ」
『一人で行け!』
名無しさんは冷たく言い放つが
時間になりしぶしぶ待機所を出て行った――
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