黒猫

□黒猫
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「今日はやけに静かだと思ったら近藤さんが来てないんですね、姉上」





お茶を啜りながら新八が言った





「新ちゃん。物食べながら喋らないのっていつも言ってるでしょ?」



「いや、食べてないんですけど。て言うか姉上こそ新聞読むかご飯食べるかどっちかにして下さいよ!」



「キャバ嬢はね、今の時代美貌だけじゃ駄目なの。知識もないと生き残れないのよ?」



「だからってご飯食べながら新聞なんてオヤジみたいな…」



新八は言葉を止め目を見開いた




「なッ…あ…!」





「ちょっ…新八ちゃん!?」



お妙の読んでた新聞を鷲掴みすると新八は走り去って行った










「たたたた大変です!!――」




万事屋の玄関を勢い良く開けるとソファに寝そべりジャンプを読む銀時の横に立った




「んだよ、新八ィ。朝から騒がしいなァ」



「いいからコレッ…これ見て下さいっ、コレ!!」




「新聞に夢や希望なんて載ってないだろ」




「おて、がら…真選組?」




神楽が新八の手から新聞を取ると声に出して読んだ




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