君に続く道
□第01話 出会い
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「ゴホッ…えー、それは本選の出場をかけた予選です」
「「「!?」」」
「予選!?」
ざわつく会場――
「思った以上に人数が残り過ぎてしまいましてね…第三の試験にはたくさんの大名達が見に来ます。ダラダラと試合は出来ず、時間も限られてくるんですよね…そういうわけでこれからすぐに予選を始めますので――」
「これからすぐだと!?」
思わずキバが声をあげる
「ゴホッ…はい。ですので体調が優れない方、止めたいと思った方は今すぐ言って下さい」
一番体調が悪そうなハヤテが言う
誰も名乗り出ない中
「あのー…僕はやめておきます…」
一人手を挙げたのは
薬師カブトだ
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