君に続く道
□第01話 出会い
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「君は薬師カブト君ですね。…では下がっていいですよ」
「カブトさんッ!なんでだってばよ!!」
歩き出したカブトにナルトは声をかける
「すまないナルト君…けど僕の体はボロボロなんだ。実は音の奴らと揉めた時から左耳が全く聞こえなくてね…」
カブトにそう言われ
何も言えなくなったナルトはただ黙ってその後ろ姿を見送るしかなかった
そんなカブトが怪しげな笑みを浮かべて去って行ったのは
ナルトはおろか誰も知る事はない――
「くッ……!」
「サスケ君…!?」
突然首筋を押さえながらうめき声を上げたサスケ
「ゴホッ…えー、他にはもういませんね」
「サスケ君…この試合、止めた方がいいわ…」
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