君に続く道

□第01話 出会い
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サクラが小声で話しかける



「大蛇丸にやられてからサスケ君、変よ!そのアザ痛むんでしょ!?このままじゃ…」




「(アザ…?)」




微かに聞こえた言葉にナルトはサスケの方を見る





「今のサスケ君、まともに戦える状態じゃないわ!今だって痛み我慢してるじゃない…!」


「静かにしてくれ…」


「私…アザの事先生に言うわ」




そう言って挙げようとしたサクラの手を



サスケが止める




「アザの事は黙ってろ…お前には関係ない事だ。余計なお世話なんだよ」




「サスケ君っ…」



「前に一度言ったはずだ、俺は復讐者だ。これは俺にとってただの試験じゃない。中忍がどうのこうのなんてのも関係ない…俺は強いのか、その答えが欲しい。強い奴と戦って…」




サスケは少し考えて口を開く




「――そしてそいつらはここに居る。いくらお前でも俺の道を奪う事は許さない」



「……ッ…」



サクラの目からは今にも涙が溢れそうだ



「てめぇ何カッコ付けてんだってばよ!サクラちゃんがこんなに心配して――」


「ナルト」




サスケは言葉を遮ると



ナルトを強い眼差しで見つめる




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