君に続く道
□第01話 出会い
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「そんな物は――」
「まぁ待てイビキよ…」
今まで黙ってその様子を見ていた火影が口を開く
「お前達木ノ葉の額当てをしておるが…見ない顔だな」
「俺達は…水の国寄りにある村から来たんだ。木ノ葉には住んでないけど…コレは本物だぜ」
そう言いながら茶髪の少年は腕に巻いてある額当てを見せた
「そうか…だが、試験の日程を知らないわけではなかろう」
「それは!俺らの先公が一日日にちを間違えやがって…!」
「うむ…ここにもそう書いてあるのぉ」
巻物を読みながら火影は言う
「それで二日はかかる所を一日で来たんだ!」
「…間に合わないと分かっておって、それでも来たのは何故じゃ?そんなに急がんでもまた次の――「遅すぎるんだっ…それじゃあ!」
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