君に続く道
□第01話 出会い
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火影の話を遮り茶髪の少年は声を上げる
「俺達の村は忍が少ない。敵襲にでも合ったりしたらひとたまりもないくらい…。
だから早く立派な忍になって村をもっと繁栄させたいんだ!その為に俺達は一日でも早く中忍になりたい!それなのに…っ」
「だからと言って規則は規則だ。早く出て行かないとお前達を拘束しなければならなくなる」
イビキの目が一層鋭くなる
「…ッ」
「その必要はない」
火影の声が広い会場に響き渡った
「――お前達の強い意志、伝わったぞ」
読んでいた巻物から少年達に視線を移した火影
「中忍試験…途中参加を認めよう」
「「えッ…!?」」
此処に居る誰もが驚いた
当の本人達も火影の答えは意外なものだったのだろう…驚きの声を上げた
「ただしじゃ、お前達の後ろに並んで居る者達はみな、第一の試験から勝ち上がって此処に立っておる。納得いかん者もおるじゃろ…」
火影の言っている事はもっともだ
みんな必死でここまで来た
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