君に続く道
□第02話 予選開始と違和感
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「(――凛…?)」
隣に居た流は分身に入れ替わった事にすぐ気が付いた
それは嵐も同じで
きっとトイレにでも行ったのだろうと一人納得していた
周りは次行われる試合に集中していて入れ替わった事に気付く者はいない
―――――――
―――――
「――少しの辛抱だ。すぐ終わる」
カカシは呪印を封印する為の術式を書いていた
サスケはその言葉に頷く
そして印を結ぼうとした時僅かな気配を感じたカカシ
素早くホルスターからクナイを取り出すと
――シュッ!
気配がした場所へとクナイを投げた
「(……気配はもうないが行ったか?)」
「どうしたカカシ」
「いや…、俺の勘違いだったみたい」
「脅かすなよ…」
「ごめん、ごめん。」
カカシが投げたクナイは石の柱に突き刺さり
その下には
僅かな血痕が付着していた…
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