君に続く道

□第04話 傷心
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『嵐…?私もう平気だよ?』



「(このままちゅ…チュウ出来そうな雰囲気…//)」




「――怪我人は何処ですか!?」




医療班が走って来る




「チッ!(…いい所だったのによ)」




「う゛ッ…!」




「これは酷い…すぐ担架持ってこい!」




チョウジの症状を見ると慌てて叫ぶ




「ほら、行って来いよ」



流は凛の肩に手を乗せた



『……うん』




「君、立てるかい?」




医療班の腕を左手で掴むと立ち上がろうとする





『待って』



凛の声に医療班が振り向く




『それじゃあ間に合わない。クナイに毒が塗ってあるの…動けば毒の回りが早くなる。
担架に乗せたりなんかしたら10分もしない内に使い物にならなくなる』



「そんなっ…」




チョウジの顔は一気に真っ青になった




「それじゃあどうすれば――『私が…』





医療班の言葉を遮って凛は言う





『私が治します』





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