黒猫
□黒猫
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眠る仲間を見つけ叩き起こした
「おいっ、起きろ!」
「う〜〜ん柔らかいくちびるゥゥ」
「ゔわぁ!寝ぼけてんじゃねー」
「んごっ…」
「何があった!真選組か!?」
「……あれ…?」
男はボーッと倉庫内を眺めてハッと起き上がった
「女がっ!侵入して…」
「何だと!?…可愛かったか?」
「す、すみません…
はい!可愛かったです!!」
「何か盗まれた物はないか!?」
「お言葉ですが、盗まれる物は何もありません!」
他の壌夷浪士が言った
「それもそうだな」
ハハハと和やかな笑い声が倉庫に響き渡った
「ん?……俺の金がねぇ!でも四千は残してある…
取るなら全部取ってけや!余計悲しくなるじゃねぇかァァァ!!」
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