黒猫
□黒猫
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「――警察と取引きしようってのか?いい度胸だ…くだらねェ情報なら、分かってんだろうな?」
土方が煙草の煙を吐きながら言う
「…真選組は今、あの黒猫を探してんだろ?」
その言葉に一瞬土方と沖田が反応する
「テメェ…何でそれを」
「そんな事はどうでも良い。(さっきミントンのラケット持ってた奴がブツブツ言ってんの聞いただけだけど)」
男はニヤリと笑った
「俺は黒猫の顔を見た…」
「「っ!?」」
「それだけじゃない…写真も持ってるんだぜ?」
「んな話信じるとでも思ってんのか?言っとくがな…いま巷には黒猫の偽物がわんさかと居るんだ。そいつが本物だっていう証拠でもあんのかよ」
土方の目が鋭くなる
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