黒猫

□黒猫
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「俺はその偽物と本物の決定的な違いを知ってる」




「違い?それは何ですかィ…早く言わねェとこの椅子ぶっ壊しますぜィ?」






沖田は黒い笑みを浮かべて椅子をガタガタと揺らす




「き…着物だッ…!偽物はみんな黒い着物だろ!?本物は黒なんか着てねェ!」



「黒じゃねぇだと…?」




土方は机の上に置いてあるスタンドを男の顔に近付ける



「――なら何色だ?」



「あちッ、まぶしッ…!ハッ…!眩しいで思い出した!」



土方の手が止まる




「写真を撮った時…黒猫はこう言ったんだ……にゃ!って…//」




「なんでそこで顔赤くすんだよ」



「俺は黒猫のファンでな…どうしても写真が欲しかったんだ…!」




「土方さん間違いねェ…。こいつ変態ですぜィ」




「ファン、ねぇ…アイドルかよ…」









「可愛いかったなぁ〜録音しとけば良かったな〜//」




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