黒猫

□黒猫
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『私と退の仲でしょ』



「どんな仲だよっ!」



『裸見たでしょ?あとパンツ盗もうとしたし』





「それは未遂で…」




あれ?これじゃあ本当にパンツ盗もうとしてたみたいじゃないか




『それに私が運んでなかったら退、今頃あの世だよ?』




「それは感謝してるけど…」



『人間時には言葉だけじゃなく行動で示さなきゃ!それに退だから頼んでるんだよ?ね、お願い…っ』




手を合わせ潤んだ瞳で見つめる少女に





気付いたら「分かった」と言っていた








『――退って地味だよね』



「えっ!?どの辺が?」



『友達に地味な子が居るんだけどさ、その子に似てるっていうか…』



新八の顔を思い出してクスクスと笑う




「へ、へぇ…」




『でもさ、私もどっちかって言ったら地味に入ると思うの』



「そうは見えないけど…」



『だからさ、親近感沸いちゃうんだよねっ!』



「!///」




微笑む鈴に顔を赤く染める山崎




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