黒猫
□黒猫
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「黒猫逮捕…打ち首か?…打ち首って…鈴死ぬアルか!?」
「銀さんっ!このままだと鈴ちゃんが殺されちゃいますよッ…!!」
銀時は相変わらずジャンプに顔を向けたまま
「………」
「いいんですかっ!?」
声を張り上げ銀時を見る
「「銀さんっ(ちゃん)」」
――バシンッ
銀時は勢い良くジャンプを閉じた
「いいわけ…ねェだろ」
―――――――
――――――
「――じゃあ、決行は明日の正午で決まりだな」
「俺がやりまさァ」
「いや、近藤さんがやるべきだろ」
「えっ!俺!?」
「仕方ないですねィ…じゃあ俺は土方さんをやりまさァ」
「なんでだよっ!」
「でも新聞で大々的に報道して良かったんですか?」
「…その方がいい薬になるだろ」
煙草の煙を吐きながら土方が言った
すると外がなんだか騒がしい
「ったく…うるせーぞっ!何騒いで――」
襖を開けた瞬間、土方の目の前を隊士が飛んでいった
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