黒猫
□黒猫
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「何だっ!テロか!?」
「うおォォォォオ!!!」
「ほぉあちょーー!!」
雄叫びと共に次々と隊士が吹っ飛ばされている
「鈴ちゃんはどこだァァ!!」
「人さらいゴリラァァ!鈴を返すアルーーー!!!」
「税金ドロボーの次は拉致ですかコノヤロォォォ!!」
土方は青筋を浮かべ目の前の人物を見据える
「あーあ…だから新聞に載せるのやめとけば良かったのに」
襖から顔を出すと山崎は溜め息混じりに呟いた
「オイ万事屋!朝から一体何の用だ…捕まりにでも来たってんなら歓迎するぜ」
「朝から瞳孔がん開きでご苦労なこったァ。鈴返してくれたらすぐ帰るわ」
「んだと?」
「ココに居るのは分かってるネ!」
「鈴ちゃぁぁん!!」
「まぁまぁ一旦落ち着こ?ねっ、トシもここは――」
「うっせェなゴリラ!早く鈴出しやがれ!」
「ゴリラって言うなァァ!人よりちょっと毛深いだけェ!」
『――新八!?神楽!?』
近藤の後ろからヒョコっと顔を出した鈴
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