黒猫

□黒猫
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「なぁ、トシもそう思うだろ?」



「(俺に振るなよ近藤さん)ていうか…ちょっと短すぎやしないか?」



「そうか?とっつぁんは大絶賛だったぞ!写真も撮ってたし」



「写真!?」


「ああ、真選組初のミニスカだってな!」



「(ただのエロオヤジじゃねェか…)」


「(写真…いいな。ちょっと欲しいかも…)」



呆れる土方の影で頬を赤らめるのは山崎退。



地味なのでそんな山崎に気づく者は誰も居なかった




「(……そのナレーション要らなくねェェェ!?)」






「――近藤さん視力いくつですかィ?」


『ちょっと沖田、それどういう意味?』


「総悟って呼べって言ってんだろィ」




真顔で言うこの茶髪の少年は真選組一番隊隊長。


勲が言ってたけど…


隊長なんてどうも信じられない



『イヤ!あんた年下のくせに生意気。』



「……もう一回言ってみなせェ」




急に低い声で言う沖田にちょっとたじろぐ



すると隣に座る山崎が腕を引っ張り耳打ちをする




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