黒猫
□黒猫
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「……そうか」
「着物なら銀さんが買ってやるよ。ほら早く行くぞデート」
「!?」
『デート!?私デートするの初めて!』
じゃあねーと嬉しそうに俺に手を振って野郎と歩いて行く鈴
そんな鈴の肩にあの野郎は手を置いた
一瞬ニヤつく顔をこちらに向けて
いちいちムカつく野郎だぜ
つーか鈴の奴なんで嫌がんねェんだ
胸くそ悪いぜ、まったく…
「そんなくっついて歩いてんじゃねェ」
「…何してんだァ?総悟」
「何って土方さんの気持ちを代弁してやってるんでさァ」
「んな事思ってねェーよ。分かったらとっとと仕事しろ仕事」
そう言うとスタスタと歩いて行った土方
「嘘ついてんじゃねェ土方コノヤロー」
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「鈴ちゃん、16才の誕生日おめで…
――パンッパンッ
新八の声を遮って銀さんと神楽がクラッカーを鳴らした
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