眠り姫の夢
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『うぅ…寒くて寝れない…』
布団に入っていても冷え性の私の足は氷のように冷たくて
先程から足を擦り合わせてはいるが一向に暖まる気配がない
それどころか冷たすぎる足のせいで身体までもが震え始める
『もぉ…寒すぎる……』
半ベソをかきながら布団の中で縮こまっていると
――グイッ
急に身体が横に引っ張られた
『わっ…!?』
「――これであったかいデショ?」
耳元で聞こえた低い声
『カカシ…』
「なぁに?名無しさん」
『起きてたの?』
「今起きた。名無しさんの俺を呼ぶ声が聞こえたからね」
『別にッ…!呼んでないし…//』
「素直じゃないなぁ」
カカシの息が耳にかかってくすぐったい
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