寄り道
□ナルトの災難
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「――何すんのよっ!」
「ぶはぁぁ!!!」
ハヤテを探して商店街を走っていると…
「しゃーんなろー」
「い、痛いってばよ…」
「フンっ!」
何処からか聞き覚えのある声が聞こえて来た
そして路地裏から出て来たピンク頭
『あっ!ねぇ、サクラっ!ハヤテ知らな――』
「あ?(怒)」
『ううん…何でもない』
今のサクラに話しかけない方が身の為だと瞬時に判断した
後ろ姿を見送って
サクラが出て来た路地裏を覗き込めば
ほっぺたを腫らしたナルトが尻餅をついていた
聞かなくても分かる
が、声をかけるべきだと凛は思った
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