木ノ葉学園
□木ノ葉学園
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気付けば教室の扉の前に立っていた夢
『あれ?私いつの間にこんな所に…?』
「夢、早く入るか退くかしてくれないか…なぜなら俺が教室に入れないからだ…」
『シノ!ビックリした〜ごめん』
頭に手を置いて一歩横にずれた
「…入らないのか?」
扉を開けながらシノが言う
(サクラといのが…ま、いっか!)
『うん。入る入る!ありがとシノ!』
夢の笑顔にシノの顔が赤くなる
『あれ?シノ顔赤いよ、どうしたの?』
「俺の顔が赤いと言うなら、それは夢のせいだ…」
『へ?私のせい?』
首を傾げる夢にますます顔を赤くしたシノは下を向いた
「なぜなら俺は、夢の事が好きだからだ…//」
顔を上げたシノだがそこに夢の姿はなかった
「――はよー夢!」
「お…おはよ夢ちゃん」
『おはよーキバにヒナタ』
「夢は今日も朝から可愛いなっ!」
『もお、キバってば!』
楽しそうに笑う夢の横顔をシノは見つめた
「無念だ…」
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