君に続く道A

□第29話 あたたかい涙
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「凛の奴…状況見て助けてやれって言ってたけど…」



コジロウが呟いた先には



ピンク色した髪の女の子が半分化け物みたいな奴に木に押し潰され…




それを酷く動揺した表情で見つめる金髪の男の子の姿だった




「…どう助けろって?」



コジロウは近くの木に止まり溜め息を漏らした





――のも束の間…




「多重影分身の術!!」




大声が聞こえ、そこら中にナルトの分身が現れた




その数は数えきれないほどで見てるだけで圧倒されてしまう




「なんだ。けっこうやるじゃねーか…」



コジロウが感心しながら見ていると




我愛羅の中の化け物…砂の守鶴の本当の姿が現れた




恐ろしさを知ってるテマリは恐怖に身を縮こませる





「凛に見せてやりてーなぁ…驚くぞぉ」






客観的に見ているコジロウは何故かちょっと楽しげな声を出す




チャクラ切れで動ける状態ではないのにそれを待ってくれるはずもなく…






砂がナルトの体を覆っていく――…




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