向日葵日和

□向日葵日和
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「――剣の上達が早いな。天火より見込みあるんじゃないか?」






「本当?じゃあ私も入れて?」





「杏、お前は――…






世界は広いって知ってるか?」





「世界?」




「そうだ。世の中まだ杏の知らない事がたくさんある。いろんな可能性が広がってる。俺はそれを教えてやりたいんだ」





優しく微笑むあの目が好きだった




子供ながらに胸がドキドキして




父親に対する感情とはまた違う








確かにあれは




私の初恋だった




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