トラブルライフ
□04話
1ページ/13ページ
騒がしい3Zの授業中
私は真面目に授業を聞いていた
『っ…!』
急に頭に激痛とまではいかないけど痛みが走り
頭を押さえながら後ろを振り返った
『今何かしたでしょ!』
睨みつけるのはもちろんドS沖田
すっごい涼しげな顔で私を見つめている
「枝毛見つけたんで。ほら」
その手には私から抜いたと思われる茶色い長い毛が一本
『だからって抜かないでよ!毎回抜いてたら私ハゲちゃうじゃん!!』
沖田にそう言った瞬間
「葉月!女の子が抜くとか抜かないとか、そんな卑猥な事言っちゃイカン!」
横から入って来た桂くん
卑猥な方に変換する桂くんが卑猥そのものだと思う
「何でィ。人がせっかく親切心で抜いてやったのに」
『ありがた迷惑よ!枝毛は先っちょ切ればいいの!』
「だから葉月!先っぽなんて女の子が言うものではないっ!」
バンッと机を叩いた桂くん
.