トラブルライフ

□07話
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3Zの一員になってから数ヵ月



「よーし今日はテスト範囲やるぞージャンプ開けェ」



銀八先生の授業は相変わらずだ



保健の先生でもないのに白衣だし


平然と煙草…


じゃなくてレロレロキャンディれろれろしてるし




さすがのみんなも呆れ…



って、なんで当たり前のように用意してんのォォォ!?




隣を見れば

まともな部類に入る土方くんでさえも

分厚い本を出している





私も誰かに見せて…




キタァァァ!!



これ土方くんに見せてもらうチャンスじゃね?



机くっつけて

身体も密着しちゃうチャンスじゃね?




私は下心いっぱいで挙手する





『先生ー私ジャンプ持ってません』


「あァ?しょうがねーな先生の見せてやっから。あ、それじゃあ先生のがなくなっちまうか…よし、先生の隣座りなさい!」


『嫌です。土方くんに見せてもらうんでその椅子閉まって下さい』



……今のさりげなくない?


自然な感じで言えてたよね




危うく銀八先生の隣で授業しかけたけど


これでバンバンザイ


満面の笑みで隣を向く





「俺サンデー派だから」


……ちくしょう(涙)



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