トラブルライフ
□07話
1ページ/8ページ
3Zの一員になってから数ヵ月
「よーし今日はテスト範囲やるぞージャンプ開けェ」
銀八先生の授業は相変わらずだ
保健の先生でもないのに白衣だし
平然と煙草…
じゃなくてレロレロキャンディれろれろしてるし
さすがのみんなも呆れ…
って、なんで当たり前のように用意してんのォォォ!?
隣を見れば
まともな部類に入る土方くんでさえも
分厚い本を出している
私も誰かに見せて…
キタァァァ!!
これ土方くんに見せてもらうチャンスじゃね?
机くっつけて
身体も密着しちゃうチャンスじゃね?
私は下心いっぱいで挙手する
『先生ー私ジャンプ持ってません』
「あァ?しょうがねーな先生の見せてやっから。あ、それじゃあ先生のがなくなっちまうか…よし、先生の隣座りなさい!」
『嫌です。土方くんに見せてもらうんでその椅子閉まって下さい』
……今のさりげなくない?
自然な感じで言えてたよね
危うく銀八先生の隣で授業しかけたけど
これでバンバンザイ
満面の笑みで隣を向く
「俺サンデー派だから」
……ちくしょう(涙)
.