君に続く道

□第04話 傷心
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「――す、すげぇってばッ!!」




凛の水遁の術を見たナルトは興奮したように柵から身を乗り出した




先ほどのダメージで動く事が出来ないチョウジの体はそのまま飛ばされ



丁度凛が立つ真下にドサッと仰向けに倒れた


クナイを1本取り出した凛は指でクルクルと回し始め…





『動かないでね…動いたら死ぬよ』




冷たく言い放つと


チョウジの真下にスッとクナイを落とした




そして次に大量のクナイを両手に持つと、今度は勢いよく投げつける





「う゛わぁぁぁぁー!!」





迫り来るクナイにチョウジは叫び


次の光景を想像したいのは思わず目を瞑った





クナイはチョウジの体を型どるように地面に突き刺さっていた




「あ゛ァァ!!!」




とっさに動かした






右手以外を残して――





「…ゥ…ぐッ!!」





『…動いちゃダメって言ったのに』




凛はチョウジの頭の横に立っていた




穏やかな口調とは裏腹に目は少しも笑っていない





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