君に続く道A

□第29話 あたたかい涙
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「ナルト!!くっ…」



サスケも暴走した呪印のせいでもはや立ち上がる事さえ出来ない






「ヤバいな…助けに入った方がいい感じ?」



言いながら枝から飛び立とうと翼を広げた直後





「――口寄せの術!!」





ナルトはチャクラが残ってない状態で口寄せをした



そして白煙の中から現れた巨大なカエル




「こりゃ…凛には見せない方がいいな…」




昔カエルをくわえて遊んでたら凛に酷い目に遭わされたっけ…





「凛…。俺の助けなんてなくてもアイツは…」



コジロウは昔を思い出して笑いながら


ナルト達の闘いを見守っていた









その頃会場では――





今まさに凛目掛けてクナイが振り下ろされようとしていた…










刀を引き抜いてもきっと間に合わない…




凛は思いきり目を瞑った





「…うっ…!」






だが突然聞こえた男のうめき声に目を開けた瞬間



目の前の音忍が倒れ込んで来た



『っ!?』






何が…起こったの…?




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