Arcifanfano

□ACT.5〜食事と真の守護者〜
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柳蓮二side


 綱吉の作る料理の量と速さには驚いた
 しかしそれよりも、並ぶ料理の半分以上が俺の見た事のない料理だという事が気になる


柳「綱吉」
綱「?はい。蓮先輩、何ですか?」
柳「この料理は何と言うんだ?初めて見たのだが…」

 俺が目の前にある料理を指差して聞けば、一瞬キョトンとした後、笑みを浮かべた


綱「これらは殆ど、他国の料理です。少し変えたりはしてますが、基本は変えてませんよ」
柳「……殆ど?」
綱「はい。えっと……8割くらいは…」

 8割…となると、約20品近くが他国料理という事か
 ふむ。興味深いな


柳「…レシピを聞いても良いか?」
綱「あっはい!勿論です!」


 フワリと笑みを浮かべる綱吉の頭を撫でる
 綱吉の髪は撫でるととても気持ちが良い
 ふわふわしてるが、決して絡まなく、スルスルと手が通る

 不思議だな



柳「……ふむ、礼を言おう。良いデータが取れた」
綱「ア…ハハιデータですか…ι」

 苦笑を浮かべる綱吉を流して、少し考える
 いくら他国の料理でもこの俺が知らないとは……

 ふむ。やはり興味深いな




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