Arcifanfano
□ACT.5〜食事と真の守護者〜
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跡部景吾side
青学、氷帝、立海、四天宝寺に山吹……
無駄にライバルが増えた事はイラつくが、綱吉を守るのに頭数は多い方が良い
何かあった時(何も無いのが1番だが)、人数が少ないとどうしても対処しきれねぇからな
跡「綱吉、山吹の二人は味方なんだな?」
俺様の言葉に、周りが静かになる
綱「うん…二人には絡まれてた時、助けてもらったんだ……」
綱吉はその時の事を思い出したのか、僅かに震えながら言った
本当ならここで止めたいが、これだけはハッキリさせねぇと
跡「他に、今現在の味方は?俺様達は除くぞ」
綱「っ!!……今、ハッキリと言えるのは、リボーンと母さんだけ」
侑「…ヴァリアーや黒曜は違うのん?」
宍「雲雀やアルコバレーノはどうなんだ?」
俺様の言わんとしてる事が分かったのか、忍足と宍戸も聞いてきた
…まさか、アイツらも敵なのか?
綱「た、多分…知らないと思う。雲雀さんと骸達は半年前からイタリアへ飛んでるし、イタリアの皆には言わないよう、リボーンに言ってたから……ただ…」
越「ただ…?」
綱「……で…ディーノさん、は…信じてくれなかった…」
涙を零さないように必死に歯を食いしばるのが見えた
チッ!俺様は何をしてんだ!!
だが、今の状況は何とか把握出来た
とりあえず、話題を別に変えるか…
跡「綱吉、久しぶりに今晩は飯を作ってくれねぇか?」
綱「…ご飯…?」
跡「あぁ、メイドに案内させる。久々にお前の手料理が食いたい」
綱「…うん、分かった」
綱吉はメイドに連れられ、広間から出て行った
さて、俺様は俺様に出来る事を…な
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