ロスタイム
□恩返し開始
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リザのおかげかロイはスムーズに書類を終わらせ残業はなしとなった。
『いつもより早く終わったな』
ロイは自分でも早く終わったのが不思議だった。
その全てはリザのおかげである。
『いつもこうだといいんですけどね…』
リザは疲れた表情でロイを見つめる。
そして部下たちも疲れ模様。
リザの言うことに、うんうんと頷く。
『……ι』
ロイは部下たちの目線に困惑するしかなかった。
『よかったぁ〜。中尉本当にありがとうございます!』
ハボックは泣きそうな顔でリザに礼を言う。
『いいのよ。これでデートに行けるわよね。うまくやりなさいよ?』
『はい!!』
すっかり帰宅時間になりハボックは無事デートに行けそうだ。
『なんだハボやけに嬉しそうだな』
ハボックが上機嫌なのでブレダは不思議に思った。
『これからデートなんだ♪中尉のおかげでな』
『中尉が?』
ブレダがリザに視線を移す。
『え?いや、まぁ…』
リザは少し苦笑い。
『へぇ〜』
『んじゃ俺は失礼するぜ♪』
『私も帰るわ。お疲れ様でした』
ハボックに続きリザも帰る。
『お疲れ様でした〜』
二人は執務室を後にした…
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