ロスタイム

□幸せな笑顔
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───次の日







リザは昨日作り終えたお菓子を持って司令部へと向かった。





司令部へと向かっている途中、何やら女性たちが談笑していた。






『あそこのアイスクリーム屋、裏メニューがあるらしいわよ?食べてみたいわね』






裏メニュー…




そういえば…







そしてリザは司令部につき執務室に入る。





するとハボック、ブレダ、ファルマン、ロイが何やら話している模様であった。






『みんなどうしたの?』





『あっ中尉おはようございます』




ハボックらはリザに気づき挨拶する。





『何を話していたの?』




『今話題らしいアイスクリーム屋についてだ。裏メニューがあるんだとさ』





ロイがハボックらに変わって答える。





リザはあぁやっぱり と確信したような顔をした。






『知ってるか?』





『まぁ、聞いたことありますね』






何故なら私は過去に戻ってきたから…






するとブレダがリザに話しかけた。





『知ってるんすか中尉!俺、裏メニューどうしても食べたいんですよ。でも手に入れるためには合い言葉があるらしくて…』





言うと思った…





『お前ダイエットしないのかよ』





ハボックがブレダに突っ込む。






『うるせい。食べたいんもんは食べたいんだよ。でもそのアイスクリーム屋人気だし女子が多く並ぶし合い言葉知らないし』






『んじゃ諦めろって』




そうだ…
そしてブレダ少尉は諦めて結局裏メニューは食べれず落ち込んでいた…





リザは思い出したのだ。





なら私が行ってみようかしら…
合い言葉は調べなくてはならないけど…





あの時のブレダ少尉の顔本当に悲しそうだったから…







ガチャ






すると突然ドアが開いた。




するといなかったフュリーが現れた。







『おっおはようございます』




何やら顔が真っ青だ。





『おぉフュリー曹長、どこ行ってたんだ?』





ハボックらはフュリーに気づき目線を移す。





『いやちょっと、レイマス中佐に呼ばれて…』






レイマス中佐とはこの司令部の通信係の責任者だ。






『何かあったのか?』




ロイがフュリーに質問する。






『実は明日、通信課に見習い新人が来るんです。それで僕が指導者に…』





『おぉ、凄いな。お前は機械に手慣れてるし詳しいし、大丈夫だろ』





『はぁ…ι』





フュリーは緊張のためか溜め息を吐く。





『おいフュリー!話題のアイスクリーム屋の裏メニュー食べたことないか!?』





そんなフュリーにブレダがバンと背中を叩く。






『いててι知りませんよ〜。食べたことないです』







『ブレダいい加減にしろ。ほらもう仕事だぞ!』




ロイがブレダにそれより仕事しろと叫ぶ。







『そんな〜。わかりましたよ』







仕方なしなしに ブレダは自分の席に着いて仕事することにした。





それに釣られてリザたちも席に着く。












するとリザは考えていた。



裏メニューどうやって手に入れられるのかしら…






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