ロスタイム
□自信を持って
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『まったくいきなりなんだね中尉!』
ロイはやっと言葉を発せられた。
『まったく…貴方は余計なこと言おうとするんですから…。もう少しで部下の人生を変えて…っ』
リザは言葉が詰まった。
大佐はフュリーがどうなったかなんて知らないのに…
『変える?曹長の人生を?私が?』
まずい…
『なっなんでもないです。ただ単にプレッシャーのような言葉はかけるなということです』
『?…そうか』
人生を変える…
実際私が今変えてるんですけどね…
その頃フュリーは新人たちに器具についてなど様々なことを教えていた。
『そう…これはこう使うんだ』
その姿は立派で堂々としていた。
新人たちもそんなフュリーのことを慕っているようだった。
『通信のさぁ、指導者のフュリー曹長って人、教え方うまいし優しいんだって』
『聞いたそれ、愛想よくていい指導者だって評判よ?流石マスタング組ね』
どうやらうまくいったようね…
だから言ったでしょ?
あなたは自信がなかっただけ…
恐れないで失敗を…
自分を信じなさい…
フュリーの新人指導は大成功に終えた。
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