ちょっとした詩を読む

□夏の晴れた日
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チリリーン




静寂を切り裂く小さな音色


また夏が来たと感じる


何をしたって上の空でも

空は晴れている




ああ 今日も青空だ





何気なく外を歩いてみる


風がない


生温い


一人で泣いている猫

可愛いな


独りで叫んでいる犬

うざいな





そろそろここにも飽きた

別の所へ行こう


近くで人間が言い争っている

消えてほしいな



そっか



僕は話せないんだっけ


いいなぁ 言葉





そろそろここにも飽きた

もっといい所へ


腹へった


暇だなぁ


やるせない


どうしようか


どうせ面倒だしね


話せてもつまんない



何だろう この気持ち





初めてだったけど


やっぱつまんないや


同じ高さだと

判んないね



やっぱり最初が 一番僕にあってるや






チリリーン





ああ 今日も青空だ

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