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消えてしまう前に壊れてしまう前に終わってしまう前に。


人の命は簡単に消えて残るものなど何もない。
知っていたよ分かっていたよ全部俺は気づいていた。

雪がとけて春になってそれで簡単に人の気持ちは移ろう。
馬鹿みたいだと、今なら、ああ、どうして、どうして。



「ロイド、もう会うこともないだろう……すべて過ぎたことなのだ」

「ああ」

「私はきっと忘れられる、過去にしてみせよう」

「ほんとうに?」


こんな思い出必要ない。
見上げても星は見えない。
降りしきる雪は足跡を消してゆく。



みんな、ごめん。
俺はきっとすべてを裏切ることになる。


愛されているのもまだ此処に居て良いことも分かっているけど。






この二年で大人になりすぎた、なんて言い訳しない。
選んだ道が正しかったかどうかは分からない。
それでもこんな俺を支えてくれてありがとう。
それしか言えない。













俺、もういくよ。















end




クラトスのこと好きすぎて後追いわっしょい
ラタトスクのロイドはクラトスに似てきて好き!
ゲーム自体はそんなに…うん、ごめん

ロイドなら宇宙までいけると信じてる
これの続きがコスモラブです一応

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