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「ジェイド!テメェ!」
赤毛の二人は声を揃えて叫んだ。
視線の先には涼しそうな顔をしている金髪の青年と長髪のおじさ……お兄さんが居る。
前を行く青年は困ったようにお兄さん、ジェイドを見た。
もう許してやれば?と言いたそうな目をしていたが彼は見てみぬふりをし続けている。
「ガーイ、私が何故二人に怒っているか分かっていますね?」
「……まあ」
「貴方が被害を受けたのに、何を考えているんです?
下手したら大切なものを奪われていたかもしれないんですよ!?」
「(大切なもの?)いや、あいつらはただ俺を驚かせようとしただけ……」
「バカ言わないで下さい!夜中に部屋に侵入してやることなんて1つしかないでしょう!
まったくあの時たまたま偶然うっかり奇跡的に私がガイのベッドの下に居なかったらどうなっていたことかっ!」
「……えっ」
「今日から一人部屋やめねぇ?
ガイは俺らと一緒の方が……なぁアッシュ?」
「そうだな」
「ごめん、世話になる……」
end
ジェイドは変態
赤毛の二人は純粋
ガイは天然