家庭教師 夢

□First kiss
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うさぎのそばにいられればいい。







だって俺今うさぎがそばにいるだけで
すんげー嬉しいし、

うさぎと手をつないでるだけでも
夢みてーで超幸せだし。






第一それ以上のこととかして
うさぎとぎくしゃくするのも嫌だし、






こう、時期的にどうなのかなーって
正直思うんだ。



もし、早すぎとかだったらさ
そういうの目当てで付き合ってるって
誤解されちまうかもしれねーしさ。

ま、とりあえず





うさぎのそばにいられればいい。

今はそれでいい・・・





と思ってたけど・・・













「山本君・・・私、」




「うさぎ?」










「キスしたい・・・」



「え・・・///」


「山本君・・・大好き・・・」



「うさぎ・・・俺・・・も」




 


と、うさぎと俺の唇が重なる瞬間


俺は夢から覚めた・・・。







「ん・・・」



ピピピピ


と、頭上から
毎日のように聞いている
うるさい電子音が鳴り響いている。



「武ーーーー!!」



下からは親父の怒鳴り声。
起きてるっつーの(笑)





俺はハッっと、
今見た夢を思い出した。



うさぎの赤らめた顔、

色っぽい声・・・



(うわーーーーー


俺なんつー夢見てんだよ・・・!)




俺は思わずその場にしゃがみこんで
頭をかいて考え込んえ込んでしまった。



(まだキスとか・・・

早くねーのかな?

だってまだ中学だぜ?

あーーーーーーーーーーーー)



すると、部屋の扉ががらっとあいた。





「武!!!!

って、何してんだ?」



まじかよ!

親父今入ってくんじゃねーよ〜



「なぁに頭抱えてんだ武!!!
早くしねぇと学校遅れるぞー
飯食って行った行った!」



「お、お〜う」

俺今うさぎの事考えてた。
顔赤くなってねーかな?



それを気にして親父の顔は
何だか直視出来ねーし・・・



(俺、欲求不満?!)





 
 
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