家庭教師 夢

□First kiss
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「おはよ〜山本君っ」





うさぎとはこの前のストーカー事件以来
毎日一緒に登校している。



朝練がある日は
うさぎがちょっと早起きしてくれる。


だから、俺たちは毎日一緒に学校に行っていた。




「お、おす。うさぎ」


「ん?」



何だか夢のせいで俺はうさぎを直視できない。

なんだか恥ずかしくて、
変に意識してしまう。



「山本君、どうしたの?

「へぁ!?」


うさぎがいきなりそんなことを聞いてくるから
今すげー声出しちまったぜ・・・


「なんだか変だよ?顔赤いし・・・
体調良くないんじゃないかな?」


そう言って心配そうに
俺を見るうさぎ。

超可愛いのな〜


「大丈夫だって。すまね。
うさぎに心配させちまったな?」

そう言って俺はいつものように
うさぎの頭を撫でた。


「ううん。山本君が大丈夫なら
私安心だよ。」


そんなうさぎの一言に
俺の胸は跳ね上がる。

なんかこう・・・



きゅんきゅん




ってかんじなのな!

俺、この感じ好きかもしんねー。



「って、やべ。
うさぎ行くぞ!」

「あ、うん。」


俺はうさぎの手を引いて学校に行った。



(手をつなぐのは出来るのにな・・・)







 
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