家庭教師 夢

□第1話
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*読む前に注意*




この話はベルとジルが幼いころの話がメイン

少々グロ表現があります。



それから気づいた人は気付いたと思うんですが、
タイトルはボーカロイド鏡音レンの
悪ノ召使からとってます。





それでは。


了解を得られた方だけ





























これは、ベルフェゴールがまだ幼い時の事




まだラジルや両親と一緒だった頃の事








うさぎ「ベル様!」


ベル「あん?なんだようさぎ・・・」





ベルの後ろにはベルと同じくらいの年の女の子がいつも傍についていた



うさぎ「そろそろ寝る時間です。
ベッドにお入りください・・・」



うさぎは、ベルとジル専用の召使。

ベルたちの身の回りの整理や、遊び相手という役割を承っていた。
そのため、四六字中一緒に行動していたのだ。



ベル「やだね。あんなジルと一緒の部屋に行くなんてさ。」


うさぎ「そんなこと言わずに・・・
お願いします・・・ご兄弟なのですから
仲良くしてください・・・」



ベル「・・・うさぎはそれだとうれしーの?」

うさぎ「もちろんです!私はお二人の仲が良ければ良いほど嬉しいです。」



典型的な平和主義者。



そんなうさぎをベルは口には出さなかったが
大好きだった・・・。


うさぎもまた、召使という身分でも差別をしないで接してくれる
ベルのことが大好きだった。



ベル「んじゃ、うさぎの言うこと聞いてやるよ。」


ベルはそういうと、おとなしく部屋に入っていった。



うさぎ「おやすみなさいませ、ベル様。」


そう言うとうさぎは深々とおじぎをした。
















次の朝、




うさぎ「おはようございます、ベル様ジル様、
朝ですので起きてください。」



うさぎは朝の7時に2人を起に行くというのが
日課になっていた。


朝食は8時からなので、それに間に合うように
2人の身支度を整えようと頑張るのであった。




ベル「んあ?朝かよ・・・」


うさぎ「おはようございます、ベル様。」



うさぎはベルに挨拶すると、
と何のベッドに寝ているジルの方へ歩み寄る。



うさぎ「ジル様?起きてください・・・」



すると、布団の中から何かがうさぎめがけて飛んできた。


うさぎ「きゃ!?」


ジル「あ゛〜〜〜、うぜ。
朝からその甲高い声聴きたくねー」


うさぎ「も、申し訳ありませんジル様・・・!」



うさぎに飛んできたのは、ベルとジルが去年の誕生日に
両親からもらっていたオルゴール。



ガシャンと、床におちたあと、

綺麗な音を奏でている・・・。




ベル「・・・うさぎ、そんな奴起こさなくたっていいから、
俺の今日の服、どこだよ。」


うさぎ「はい、ベル様のお洋服はそちらの白い方でございます。」


ベル「ししし、ありがと♪」


ベルはお礼を言うと、うさぎの持ってきた服に
手を通すのであった。


しかし、



ジル「・・・」



うさぎ「どうかなさいましたか・・・?」


ジル「皺。」


うさぎ「え?」


ジル「俺の服に皺ついてんじゃねーか!
これだから庶民は!!!
とっとと違うのもってこい!!」


それは見えるか見えないかの本当に小さな皺。


しかし、それでもジルはうさぎに強く当たる。



・・・ジルは、既に自分より劣っているベルが
時期王子になるなんてことはありえないと考えているのだ。



そのため、自分よりはるかに劣る娘、

うさぎが召使になっていることが
カンに触ってしょうがないのだ。


ベル「んなちーせー皺気にすんなって。
うさぎがアイロンかけてるわけじゃねーんだからよ」


うさぎ「いいんです!申し訳ありませんジル様!
・・・かわりのお召し物をお持ちしますので・・・」


うさぎは自分が口答えをすれば

絶対に機嫌を損ねてしまうというのを知っているので

すぐにかわりのモノをとりに走っていった。




ベル「・・・」


ジル「ししし、いい気味〜♪」



ベルは、うさぎを嫌うジルが
何よりも嫌いだった。



うさぎに“庶民”と言って上からなんでも言う。


俺がうさぎを気に入ってるから

尚更うさぎを毛嫌いする。


ほかの召使やメイドには猫かぶって

いい子ぶるのに・・・・。




ベル「むかつく。」









生まれた時から、超絶仲が悪かった



双子の王子と召使







彼らに訪れる悲劇は、もう目の前・・・







Essere continuato

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