家庭教師 夢
□第7話
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心地のいい風が吹く昼過ぎ
ある国の王が住む
白くてきれいで大きなお城
仕える執事やメイドや召使
コックに庭師にドクター・・・
合わせて数百人にのぼる城の内部の者は
ベルのナイフにより無残な姿へと化していた
「あ゛はぁ゛〜〜〜〜〜どくどくぅ〜〜
キモチぃ・・・!!」
ベルは狂ったようにナイフをふるった・・・
狂ったように・・・、いや、実際狂ってしまったのだ
執事「おやめください、ベル様!」
ベル「無理だし、ししししし」
執事「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
ベルはとうとう王妃と王の部屋にたどり着いた。
王妃「ベルフェゴール!?」
ベル「ししし、死ねば?」
王妃「あぁぁ!!」
ベルは母を殺し
王「っく!ベルフェゴール!
お前は!こうなれば私の手で!」
ベル「ししし、殺されたのがジルじゃなくて
俺で残念だった?オトウサマ♪」
王「何の話だ!?ベル・・・」
ベル「だってあんた、俺の事いつも認めてないって顔してたし。
ジルの事ばっかりほめてさ。
ま、俺が2番手だっていうのまあったんだろうけど。
ししししし。」
王「・・・死になさいベルフェゴール」
王は腰にあった剣を抜き、
ベルに向かってかまえた。
ベル「ししし、無理だって。
そんでもあんたは俺をちゃんと息子と思ってる・・・
そんなアマチャンじゃ。」
ザクザクザク!!!
ベル「俺は殺れねーって。」
ベルの投げた何十本ものナイフが
ひとつ残らずに国王に刺さる。
ベル「ししししし!!死んじゃった♪」
ベルは純粋な殺意をむき出しに
その場を去って行くのだった。