家庭教師 夢

□愛の形
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ミーがベル先輩の恰好で部屋にいると


うさぎさんが入ってきた




「ししし、うさぎなに?」


「・・・」




うさぎさんはミーを・・・


ミーが化けたベル先輩をじっと見ている




「ん?なんかあったか?」




「・・・もう・・・・」



「あ?」



「もういいよ・・・・・・・






・・・・・・フラン」

















「え?」





ミーは耳を疑った



うさぎさん今・・・ミーのこと


ベルじゃなくて


フランって言いました・・・?
















「もう・・・いいよ・・・フラン」



「え?」




ベルの姿をしたフランは目を口を小さく開けていた



「何・・・言ってんだよ・・・うさぎ・・・」



「知ってたんだフラン・・・最初から。
あなたがフランだってこと」



フランの体が切りに包み込まれる


集中力、脳の制御がきかないのだろう・・・


目の前の金髪王子は

みるみる碧のエメラルドグリーンの少年に変わった




私はあなたに本当に残酷なことをしたね・・・




あの時、

初めてあなたが帰ってきて


私を抱きしめたときに


ちゃんと言ってあげればよかったのにね・・・





「ずっと私に悲しい思いをさせないように

ベルのフリしてたんでしょ?」




ちゃんと言ってあげてれば、


フランをこんなに気づつけることはなかったよね?





「でも、それも今日で終わり」





私はを抱きしめる





「ありがとう・・・・そしてごめんね・・・




私、フランを、あなたを愛してしまったの」


















ミーは耳を疑った




うさぎさんが?ミーを?





そんなわけない





「ミーは・・・うさぎさんのきもち
持て遊んだだけです・・・」




そう


動機は不純だった



自分がうさぎさんを手に入れたくて

それでベル先輩になり済ましたのに・・・





「だから・・・うさぎさんがミーの事を好きになるわけ・・・ないです」




それなのに、どうしてうさぎさんが誤ってるんですか・・・?



「ミーは・・・うさぎさんが好きです・・・
愛してます・・・でも」



でも、



(ミー ガ ベルセンパイ ニ ナレバイイ
)



こんな黒いミーが



「ミーがうさぎさんを愛す資格・・・


ないです・・・」
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