家庭教師 夢
□愛の形
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ミーがベル先輩の恰好で部屋にいると
うさぎさんが入ってきた
「ししし、うさぎなに?」
「・・・」
うさぎさんはミーを・・・
ミーが化けたベル先輩をじっと見ている
「ん?なんかあったか?」
「・・・もう・・・・」
「あ?」
「もういいよ・・・・・・・
・・・・・・フラン」
「え?」
ミーは耳を疑った
うさぎさん今・・・ミーのこと
ベルじゃなくて
フランって言いました・・・?
*
「もう・・・いいよ・・・フラン」
「え?」
ベルの姿をしたフランは目を口を小さく開けていた
「何・・・言ってんだよ・・・うさぎ・・・」
「知ってたんだフラン・・・最初から。
あなたがフランだってこと」
フランの体が切りに包み込まれる
集中力、脳の制御がきかないのだろう・・・
目の前の金髪王子は
みるみる碧のエメラルドグリーンの少年に変わった
私はあなたに本当に残酷なことをしたね・・・
あの時、
初めてあなたが帰ってきて
私を抱きしめたときに
ちゃんと言ってあげればよかったのにね・・・
「ずっと私に悲しい思いをさせないように
ベルのフリしてたんでしょ?」
ちゃんと言ってあげてれば、
フランをこんなに気づつけることはなかったよね?
「でも、それも今日で終わり」
私はを抱きしめる
「ありがとう・・・・そしてごめんね・・・
私、フランを、あなたを愛してしまったの」
*
ミーは耳を疑った
うさぎさんが?ミーを?
そんなわけない
「ミーは・・・うさぎさんのきもち
持て遊んだだけです・・・」
そう
動機は不純だった
自分がうさぎさんを手に入れたくて
それでベル先輩になり済ましたのに・・・
「だから・・・うさぎさんがミーの事を好きになるわけ・・・ないです」
それなのに、どうしてうさぎさんが誤ってるんですか・・・?
「ミーは・・・うさぎさんが好きです・・・
愛してます・・・でも」
でも、
(ミー ガ ベルセンパイ ニ ナレバイイ
)
こんな黒いミーが
「ミーがうさぎさんを愛す資格・・・
ないです・・・」