家庭教師 夢
□ベルとの妄想
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朝、朝食を終えて私がお皿を洗っていると
君が両手に何かを持って私に話しかけてくる。
「なー、うさぎ!!」
「ん?」
「今日の王子のTシャツどっちがいいかな?」
ベルが持ってきたのは
お気に入りの紫と黒のボーダーと
赤と黒のボーダー
「そうだなー・・・」
このやり取りは必ず毎日行われる
ベルは私に今日のボーダーのカラーを選ばせてくれるのだ
「今日の気分は・・・」
今日朝ベルはいつもに増して気分がよさそうだったし
さっきも鼻歌歌ってたし
「今日はそっちの、紫と黒にしたら?」
そのカラーはベルのお気に入り
であったときもその色を着ていたし。
それに、機嫌がよさそうなら
そっちに決まりだ。
「しししっ、うさぎもそう思う?
王子もこっちだと思ったんだよねーー!」
お、王子ご満悦
「んじゃ、王子今日はこっち着よ♪」
ベルは部屋に入りもぞもぞと着替えを始めた
今日も一日無事に帰ってきてほしいと願う私でした。