甘い血の香り

□つぼみの薔薇
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「彩羽先輩。お待ちしてました☆」



朱雀彩羽。



コレがこの物語の主人公。


彩羽に声をかけたのは黒住優姫。この学園の理事長の義娘。あと風紀委員。



「優姫☆久しぶりじゃな♪」



「そうですね。5年ぶりくらいです。」



「そうじゃなぁ。にしても親父さんいきなり過ぎじゃ。ワシにこの学校に入れとおととい連絡きて、明後日にこいとは。」



「ですよね。あ。枢先輩お待ちしてますよ。」



ウゲッ………



「か、枢が?…………いやじゃ!!「僕がいやなの?」………出た………」



いまきたのは玖蘭枢。ヴァンパイア。この学校の夜間部生徒+月の寮の寮長。純血種の中でも最も強い権力をもっている。



「枢先輩!!な、なんでここに………」



「待っていられなくてね。……で?彩羽。そんなに僕がいやなの?」



「…………久しぶりじゃなぁ………(苦笑)枢。」



「うん。久しぶり。で?そんな「優姫☆(汗)親父さんのとこまでつれてってや。」…………」



「あ。はい☆わかりました。枢先輩。後で月の寮につれていきますね。」



「うん。ヨロシク頼むよ。じゃあね。優姫。彩羽。」


枢はさっていった。



「怖かった……ワシも純血種じゃけど枢は怖すぎじゃ。」



そして彩羽はそういった。


「(苦笑)じゃあ行きますか。」
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