楽しきゃいいんです
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「はー…マネージャーって部活中に買い出しとか行かされるんだね。めんどくさい」
今日は午後の部活時間を使って買い出しに出されています。
もちろん木手くんの命令により。
「仕方ないんどー…神矢が居ない時はわったーもしてたさぁ」
「そーなのかぁ…それはなんか、ごめんね知念くん」
はい、神こと知念くんと買い出し中。
本当は部員(レギュラー)が買い出しなんてめったに無いらしいけど、顧問の先生(早乙女先生)が出張で居ないらしくオッケーが出た。
木手くんが『買い出しくらい1人で行きなさいよ、と言いたいところですが今回は量が多いですからね。特別誰か連れて行っていいですよ』と言ったからこうして知念くんと一緒に来てるのだ。
木手くんが「因みに俺は絶対に行きませんよ」と先に言ってきたが、もちろん木手くんに頼む気はなかった。
慧くんはまだ部活に来てなかったし、平古場くんは素で嫌そうな顔してやがった。
甲斐くんがキラキラした顔してたけど、連れて行くともれなく寄り道する羽目になるからここは知念くんと共に行くことにした。
とても幸せです。
「やーが謝ることねーらん。…とにかく、早く帰るんどー」
「うん」
もう買い出しは済んでいる。
マジでがっつり買った。
良かった、1人じゃなくて。
まず道に迷うところだった。