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□ずっと
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ほとんど会話文だけ
部活帰りの2人
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「テツ〜…」
「なんですか」
「国語わかんねぇんだょ」
「それをなぜ僕に?」
「教えてくれ」
「断ります」
「いいじゃんか」
「いやです」
「このままじゃ俺留年になるぜ?」
「いいんじゃないんですか?」
「…」
「…」
「テツは俺と同じ高校じゃなくてもいいのかょ…」
「!」
「まぁ…別に「青峰くん」
「ん?」
「バニラシェイクおごりで国語教えますよ?」
「…俺の進学よりバニラシェイクかょ」
「当たり前です」
「へいへい。おごらせてください」
「一緒に卒業して…一緒の高校に行くためなら安いもんですよ?」
「テツー、高校と言わずずっといようぜ?ずっと俺を支えてくれよ」
「…受かってから言ってくださいよ」
「はぃはい」
そう言って青峰くんは
僕の数歩先を歩く。
僕はそれを見て
ちょっとだけ
小走りする。
僕のために勉強する君に
僕が勉強を教えます。
それが
僕のためになるのだから。
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駄文すいません!!